第140回情報処理技能検定試験 表計算
3級以上:IF関数で設定する値について
内 容
- 特別手当の処理条件で、IF関数を用いて処理する際に論理式の判定結果として設定する「値が真の場合」「値が偽の場合」の値が数値ではなく文字列になっている答案がありました。

上記の<処理条件>の場合、特別手当は査定値が80以下の場合「4,900」、それ以外の場合は「6,800」の数値を設定します。
その際に、数値を""(ダブルコーテーション)で囲ってしまうと、値が文字列となり本問題で求める結果が得られず減点となる答案が見受けられました。
正しい結果を得るためには、値を""(ダブルコーテーション)で囲わずに設定するようご指導お願いいたします。

※3ケタコンマは表示形式で設定
1級以上:複数の列を基準にする並べ替えについて
使用したテーブルの印刷について
内 容
- 使用したテーブルの印刷が無い答案がありました。
使用したテーブルが答案に無い場合、該当項目の値が合っていても関数ミスとして減点となります。
2ページ以上にまたがった場合でも必ずすべての答案をお送りください。

表の範囲選択について
内 容
- 表の先頭列や最後列が並べ替えされていない答案や、表全体に罫線の処理がされていない答案がありました。
画面に表全体が表示されておらず、表示されている項目のみを選択して処理されている場合もありますのでご注意ください。
答案例

試験実施後の送付物について
内 容
- 試験終了後、以下のものを当協会へお送りください。
級・段 |
送付物 |
4級・3級・準2級・2級 |
試験結果を印刷したもの |
準1級・1級 |
試験結果を印刷したもの・結果データまたは数式印刷 |
初段 |
結果データ |
- 準1級・1級:結果保存されたデータまたは数式印刷がない場合、20点減点となります。
- 数式確認のためのデータを送付していただく場合であっても、試験結果を印刷したものは必ずお送りください。
値が表示できていない答案について
内 容
- 合計行など桁の多い数値において、値が表示しきれずに「######」と印刷されている答案がありました。印刷プレビューで表示されていても必ず「列の幅自動調整」を行ってください。
[ホーム]タブ→[書式]→[列の自動調整]

3級以上:表の並びがばらばらの答案について
内 容
- 表が明細行だけでなく、見出しや表題、受験番号、名前を含めてばらばらに並んでいる答案がありました。
正しい並べ替えの範囲が選択されるように、受験番号、名前の行と表題に1行空白行を入れて並べ替えを行うか、または並べ替えをする範囲を選択して[ユーザー設定の並べ替え]にて並べ替えの処理を行ってください。

※「合計」などの行も上記の現象が起こりますので、同様に処理を行ってください。
3級以上:<処理条件>「参照し、求めなさい」について
内 容
- 「参照し、求めなさい」の処理条件がある場合、直接値入力やセル参照ではなく、必ず関数(VLOOKUP関数やIF関数など)を使用するようご指導ください。
参考)実施要項22ページ ※採点の注意点より抜粋
◎ 「参照し、求めなさい」のように関数の指定がない場合は、模範解答以外の関数を使用してもよい。
(例 IF⇔VLOOKUP)
例 判定や評価などに表検索の指示がない場合はIF・VLOOKUPのどちらでもよい。
3級以上:判断文について
内 容
- IF関数を使用する判断文において、不等号が誤っている答案がありました。
試験会場校専用ページ(ログイン後ページ)に「学習指導補助資料」として、不等号についての指導にご活用いただけるドリルをご用意しましたので、ご活用ください。
準2級・2級:セル証明について1
内 容
- 準2級、2級でセル証明が無い答案がありました。セル証明が無い場合項目ごとに10点減となりますので必ず行っていただくようお願いいたします。
例)

なお、印刷時に2ページにまたがった場合、印刷されたすべてのものをお送りください。
印刷例)

準2級:セル証明について2
内 容
- 準2級の答案において、表内にセル証明を行っている答案がありました。
セル証明は表外の指示された項目と分かる位置に配置をしていただくようお願いいたします。
準1級・1級:「※○○はXX表を参照する。」について
内 容
- 計算式の後にある「※○○はXX表を参照する。」の処理条件において、表の該当セルを直接参照する答案がありました。
例)第119回 準1級<処理条件>
6.超過料金=超過単価×(時間-6) ※超過単価は貸室料金データ表を参照する。
この処理条件は、セルを直接参照せず、必ず関数(VLOOKUP関数やIF関数など)を使用し、 値を求めるようご指導ください。
※模範解答はVLOOKUP関数を使用していますが、それ以外の関数(IF関数など)を使用しても減点はありません。
準1級・1級:数式印刷について
内 容
- 準1級、1級で数式印刷を提出する場合に、文字が小さくて判断できないものがありました。縦・横印刷の設定などで文字が判別できるような大きさに調整をしてください。 なお、数式印刷で1表が2ページにまたがっていても減点にはなりません。
準1級・1級:集計表について
内 容
- 集計表で使用する関数は、データベース関数以外にSUMIF関数などの条件付きで集計ができる関数で処理を 行行っても、正しい答えが得られていれば問題ありません。