富山第一高等学校

学校Webサイト
受験種目:日本語ワープロ検定試験/情報処理技能検定試験(表計算)/情報処理技能検定試験(データベース)/文書デザイン検定試験/プレゼンテーション作成検定試験/プログラミング技能検定試験/情報デザイン(Webページ)検定試験

個性と挑戦を育む、文武両道の特色ある教育

■富山第一高等学校について

昭和34年(1959年)に設立され、卒業生は3万5千人に迫り、県内外の様々な分野で活躍しています。現在1,230名の生徒が在籍する県下最大の高等学校で、文武両道を目指し「総合」「美術」「特進」「S特進」の4つのコースを設け、生徒一人ひとりの適正と進路希望に応えられる特色ある教育を行っています。

■各コースの特色

S特進、特進コースでは大学受験に軸足を置き、総合コースでは2年次から理系・文系・情報ビジネス系に分かれ、個々の生徒の夢の実現に向けてサポートしています。

■全国で輝く多彩な部活動

男子サッカー部、女子バレーボール部、ラグビー部、スキー部等の運動部だけでなく、自然科学部や情報クリエイト部等の文化部も含め、多くの部活動が全国大会に出場し活躍しています。

インタビュー
河越 清隆 先生・黒崎 智臣 先生にお伺いしました

検定試験導入の経緯について

Q.当協会の各種試験を導入するに至った経緯を教えてください。

本校では、設立当初より普通科単独校でありながら商業科目を取り入れてきました。県内でいち早く情報実習室を設置し情報教育にも力を注いできました。その流れはコースを再編しながら、現在も情報ビジネス系に受け継がれています。

また、着実にスキルを身に付けられるテキストが準備されています。本校の生徒はコンピュータ操作に不慣れな生徒が多いですが、昨今の情報教育の必要性の高まりを受け、1年次より情報の演習で日検の検定を取り入れています。

資格検定やスキル指導の活用について

Q.各種試験はどんな授業でどのように取り組んでいますか?

対象:1年生全員

科目「情報Ⅰ」の中で情報処理技能検定試験(表計算)3・4級を目標とした演習を取り入れ、検定にも挑戦しています。

対象:総合コース情報ビジネス系

2・3年次に情報専門科目「情報の表現と管理」を2単位実施する中で、2年次にはコンピュータスキルを身につけるため、日本語ワープロ検定試験2級を目指し、ビジネス文書について学びます。

2年次に科目「課題研究」の職業指導における資格取得の一環として、表計算2級の合格を目指し、3年次には、1学期までは表計算1級の合格を、2学期からは情報処理技能検定試験(データベース)2級の合格を目標に指導しています。

他にも3年次には単元「静止画の表現」において文書デザイン検定試験を実技として実施しています。

また、大学や専門学校の多岐にわたる入試において、総合型選抜や学校推薦型選抜に対応すべく、昨年度より単元「情報の発信」においてプレゼンテーション作成検定試験2級を目標に取り入れました。

指導や検定を取り入れた効果について

Q.各種試験への取り組みを通して、どのような学習効果を感じていますか?

日本情報処理検定協会の検定には、丁寧に取り組むことで着実にスキルを身に付けられるテキストが準備されています。本校の生徒はコンピュータ操作に不慣れな生徒が多いですが、テキストの練習問題に取り組むにつれ、確実にスキルが上がっていくことが実感できます。

実際の検定試験では、緊張する生徒も見受けられますが、合格した生徒は、自身の努力が評価されたことで自信を持ち、さらに上級へのステップアップを目指しています。具体的な目標を持つことで、前向きに授業に取り組む生徒が多くいます。

プレゼンテーション作成を通してスライドの作成はもとより自己の考えやアピールポイントを適切に発信できるようになり、また検定試験に合格したことを入試のアピールポイントにしています。

部活動での取り組みについて

Q.取り組み内容を教えてください。

コンピュータ系の部活に所属している生徒は、全種目1級以上を目指しています。1年次は、表計算から始め、日本語ワープロ、データベースへと受験種目をステップアップしていきます。プログラミング技能検定試験、情報デザイン検定試験(Webページ)は、第1回から取り組んでいます。

初めは教員が指導しますが、その後は合格した生徒が下級生に指導するようにしています。テキストが丁寧に解説されていますので、生徒たち主体で取り組ませることができます。

1級以上取得した試験の数に応じて表彰される「検定委員長賞」・「会長賞」・「会長特別賞」を受賞する生徒も多く、本校では卒業時にそれを「校外賞」として表彰しています。

Q.検定に取り組むことで、どのような力が身に付いたと感じますか?

徐々にスキルが身に付くため、次のステップに前向きに進むようになり、初段まで取得した部員も多数います。

日検のプログラミング技能検定は、ブロック形式で言語表記されているのでキーボード入力に不慣れでもプログラミングに親しむことができます。プログラミングの基本である「順次・選択・繰返し」などを習得しやすくなっており、プログラミングの学習の導入に最適です。

部活動では、「ITパスポート」や「基本情報技術者」試験にもチャレンジしていますが、これらの試験はCBT方式で行われるため、知識の習得だけでは難しいものがあります。特に、データベースの分野では、日検の情報処理技能検定(データベース)2級を活用し、実際にデータを操作することで理解を促した後、それを足がかりに次のステップとしてSQL言語にも触れ、データベースの知識・技能を身に付けさせるようにしています。